バクテリアセラピー(細菌療法)とは、ヨーロッパで生まれた医療技術です。
善玉菌(プロバイオティクス)を用いて、ヒトの体に優しい方法で悪玉菌の増殖を抑制する方法です。
ヒトの体には約2㎏の細菌が住んでいます。その細菌たちのバランスが崩れることで病気が発症したりします。細菌のバランス(菌質)を整えることで、体質を変化させることを目的としているのがバクテリアセラピーです。病気の発症には、細菌やウイルスの感染のほか、自己免疫力も深く関わってきます。
プロバイオティクスは、悪玉菌の増殖を抑えるほか、小腸にある腸管免疫に働きかけ、免疫をつかさどる細胞を活性化することにより、自己免疫力を上げていくことができます。
その二つの働きかけにより、疾患にかかりにくい体作りをしていくことができます。
そのため、当院では、薬は、急性症状がある場合は使用しますが、最小限にとどめております。抗生物質は、炎症を起こしている原因菌を殺すことに対してとても効果的ですが、体にとって必要な善玉菌までも殺してしまい、ダメージを残してしまいます。
急性症状が治まりましたら、ご希望の方には善玉菌を活用したバクテリアセラピー(細菌療)をおすすめしております。体にとって優しい方法で健康づくりをお手伝いさせていただきます。
口腔から取り入れたプロバイオティクス(善玉菌)は、口腔から食道、胃と唾液とともに流れていきます。胃では、胃酸で死んでしまうことなく、胃潰瘍の原因と言われるピロリ菌の増殖を抑制することも研究で確認してありますので、胃のトラブルをお持ちの方には、ぜひお試しください。腸まで生きて届き、小腸の免疫細胞を活性化することにより、アレルギー症状の軽減します。また、下痢や便秘症の方は、整腸作用もありますので、ぜひお試しください。
詳しくは、バイオガイアの学術[外部リンク」をご覧ください。