ママになる前から出来ること マイナス1歳からむし歯予防 パパママ外来 お父様お母様のお口が健康であるほど、 |
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A1.妊娠中はお口のトラブルが起きやいため要注意!
産後も両親のケアが適切に行われていると、
赤ちゃんがむし歯になりにくくなります!
妊娠中のママの口の中は、ホルモンの変化でトラブルが起こりやすい環境になっています。歯周病菌が増える、だ液が減って口の中が乾く、免疫力が落ちるなど、むし歯や歯の病気になりやすいのです。
また、パパ・ママの口内環境が健康だと、生まれてくる赤ちゃんもむし歯になりにくくなります。妊娠中のママが適切なお口のケアを行った場合、生まれた赤ちゃんがむし歯になるのを4ヶ月遅らせる事が出来たという研究結果もあります。
赤ちゃんの「菌質」はだいたい2歳ぐらいまでにほとんど大人と同じ状態に完成すると言われています。2歳までにむし歯にならなければ、その後むし歯になる可能性がぐっと減るのです。そのため、たった4ヶ月ですが、むし歯になることを遅らせることはとても重要なのです。
A2.早産のリスクを高める
歯周病(妊娠性歯肉炎)こそ気をつけて!
妊娠中はむし歯もそうですが、歯周病もまた発症しやすくなります。
歯周病は歯周病菌によって炎症を起こしている状態をさしますが、炎症の場で作られる物質(サイトカイエン)が歯肉の血管を通じてカラダを巡り、子宮に到達すると、プロスタグランジンという子宮収縮作用のある物質の分泌を高め、早産を引き起こしてしまうのです。
歯周病は、早産の原因としてよく挙げられる飲酒や高齢出産の約7倍も早産のリスクを高めることがわかっています。
お口の中が歯周病やむし歯になりすい環境になっている可能性があります。
妊娠中は特に、つわりによる嘔吐によって逆流した胃液の影響で歯が溶かされて、むし歯が進行しやすいので注意が必要です。
A3.出産後もまた適切なケアをすることで、
赤ちゃんのお口の健康を守ることにつながります。
出産後も変わらず歯のケアは大切です。産まれたばかりの赤ちゃんには、歯もなければ虫歯の菌もいません。子供が虫歯になってしまうのは、周りの大人の虫歯の菌に感染して、さらに大きくなるにつれての食生活の変化や砂糖などの摂取が原因です。
子供に虫歯の菌が感染しやすい時期は、1歳〜3歳の間といわれています。出産後は赤ちゃんのお世話で大忙し。ついつい自分のお口のお手入れは後回しになりがちですが、まず第一に大切なのは子育てに産科する大人のお口の健康です。子供にお口の病気を移さないように、少しでも移す時期を遅らせるように、赤ちゃんが産まれる前から、歯科検診や適切な治療・指導を受けてお口を清潔に保ち、赤ちゃんのお口の健康づくりを始めましょう。
妊娠しないパパと妊娠中のママでは、お腹の赤ちゃんのことを考えると、当然検診内容が変える必要があります。
ルミナスでは、パパ・ママどちらの身体にも負担をかけないことを第一に考え、健康な口内環境をつくる治療を行っています。
1 | 口腔内診査(レントゲン) |
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虫歯のチェック、歯周病の進行度のチェック。
2 | カリエスリスク検査 |
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虫歯の菌の量を把握など。検査料 ¥5,000。
3 | 位相差顕微鏡 |
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プラーク(歯垢)から菌叢の観察。
4 | ①~③に応じての治療 |
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①~③をもとに虫歯の治療、歯周病治療、ブラッシング指導/PMTCなどに進んでいきます。
1 | 口腔内診査(ダイアグノペン) |
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専用の機械(虫歯探知機)を使って虫歯のチェック。歯周病の進行度のチェック。
2 | カリエスリスク検査 |
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虫歯の菌の量を把握など。検査料 ¥5,000。
3 | 位相差顕微鏡 |
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プラーク(歯垢)から菌叢の観察。
4 | ①~③に応じての治療 |
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①~③をもとに虫歯の治療、歯周病治療、ブラッシング指導/PMTCなどに進んでいきます。
専用の機械を使って歯の隅々までお掃除します。
バクテリアセラピー
バクテリアセラピーとは、病気の治療や予防を善玉菌の力を利用して実施する新しい医療技術のことです。
人体には重量に換算すると約2kgにも及ぶ量の細菌「人体常在菌」が住んでいます。人体最大の臓器「肝臓」の重量は成人で平均約1.2〜1.5kgなので、それをはるかに上回る量です。
近年の研究で、この細菌たちは体内で栄養生成、食物分解、病原菌・ウィルスの殺菌破壊、免疫制御など、生命維持に必須の重要な働きをしている事が分かり始め、人体常在菌を「目に見えないもう一つの臓器」と呼ぶ科学者も多くいる程です。
この人体常在菌のバランスや質を改善することで病気の予防や治療、更には今まで治療法の見つかっていなかった難病の治療にも役立てる新しい医療技術を「細菌療法」や「バクテリアセラピー」と呼びます。